第9章 大晦日
もーすぐ1時半
「乃愛〜ただいま〜!」
帰ってきた!!
あたしは、駆け足で玄関に行った
「おかえり〜!」
勢いよく翔くんに抱きついた
遅いよと言うところだけど
もう、そんなの忘れた
「乃愛きつく抱きしめすぎ笑」
「だって〜やっと会えたんだもーん」
今日1日長かった
あ、もう昨日か!
翔くんは、あたしをお姫様抱っこしようとしている!?
「待って、あたし重いから‼︎いいっ!!」
って言ってももう遅いけど
「何言ってんの?笑 お姫様抱っこしてんだから、もうちょっとさ、キュンとかないわけ?」
あたしには、そんな余裕ありません。!
翔くんは、そのままリビングのソファへ座った
もちろん、抱っこされてるからあたしもそのままの状態なわけで。。
「。。ねぇ?降りていい?」
「なんでー?」
なんでって
恥ずかしいからに決まってるじゃん!!
翔くんは、顔めっちゃ整ってるの気付いてます?
余計こんなあたしを見ないでと思ってしまう
「食事!の準備しなきゃ!!年明けちゃったけど、蕎麦用意しとるけど、いる?ビールもあるよ!あと刺身も!」
「食事の準備ねぇ。。?ほんとは期待してんじゃねぇの?笑」
「そ、そんな訳あるわけないでしょうが!」
「そーかなー、下着気合入ってるみたいだけど?新しい下着でしょ?」
な、なんで知ってるのよ〜。。
あたし今顔真っ赤だよね絶対
「でも、まぁ、お楽しみは後でな。みっちりしてやるから。とりあえずビール呑みたい」
その微笑みは何なんですか。。笑
そっちの方が怖いですよ、、