第6章 明かされる過去
俺は乃愛を抱きしめたまま寝てしまった
時刻は3:30
外を見ると、まだ暗い
「乃愛〜?ベッド寝ろ。風邪引くぞ」
「ん〜。。いい〜」
だるそうに、返事をすると、また寝た
「風邪引くから、早く」
乃愛は、全く動こうとしない
もう、目覚めてるくせに
俺は乃愛を持ち上げてベッドに運んだ
「わぁーー!もう、びっくりするじゃんか!」
「でっかい声出すなよ。夜中だぞ?」
「翔くんは、もう寝ないのー?」
「んー、いいや」
「じゃー、あたしも起きる!」
俺は、昨日の新聞を読もうとしたが
新聞の下に願書?みたいなのがあった
「乃愛、これなに?」
乃愛は、とても焦ってた
「えっーと、通信制の学校行くためー、願書みたいな?笑」
「あー、学校ね。あ、住所分からないから書けなかったのか」
俺は、メモ用紙に住所を書いた
「あたしさ、ここにいていいの?」
「うん、いいよ。あ、それで迷ってたわけ?」
乃愛は、コクリと頷いた
「迷惑じゃない。。?」
「そんな思ったことないよ笑」
「ほんと?」
「うん。はい、じゃー住所書いて願書出して来い!」
俺は話をやめるかのように強引に乃愛に書かせた