第4章 最悪のピンチ
翔sade
仕事から終わって家につくと
乃愛の姿がなかった
「ただいまー、乃愛〜?」
「乃愛〜?」
乃愛がいない。23時を過ぎてるじゃねーか
あ、今日バイトの面接とか言ってたな
俺は小原に電話したが
夕方前には帰ったとのこと
あいつは何をしてるだ
落ち着いていられない
俺は外に探そうとしたが
その時にインターホンが鳴った
画面を見ると、ニノがいて
ニノに隠れるように乃愛いた
ドアを開けると、乃愛は
思いっきりニノの後ろに隠れた
「何があった?」
乃愛を見ると、服が破れている
俺はとりあえず2人を部屋にあげた
「ニノ何があったの?」
「18時ぐらいかな。乃愛ちゃん、歌舞伎町にいたんだよ。1人で」
なんで、1人で歌舞伎町なんかにいるんだよ。
「あたし、バイトの面接あるって言ってたじゃん?面接終わって、道に迷っちゃって…」
乃愛は、かすかな声で言った
「それで、俺が移動中に乃愛ちゃんが男2人挟まれて連れていかれるのを見て、助けたけど、俺が行った時には半分襲われてた」
乃愛は俺と目を合わせようとしない
「じゃー、下でマネージャーさん待ってるから。俺は帰るわ」
「…ニノありがとう」
俺はそう言ってニノと別れた