第3章 日常生活
翔sade
隣でぐっすり寝てる
「着いたよ、乃愛」
何回呼んでも起きない
「乃愛、着いたー」
体をさすってやっと起きた
「帰るよ?」
「うん。。」
起きたばかり、少しぼーっとしている
車から出て乃愛は、立ったまま
あいつはほんとに。。
俺は乃愛の手を握った
「乃愛の手、小さいね」
「翔くんの手大きいな手〜」
たまに子どもっぽくなる乃愛
エレベーターに乗ると
乃愛が酔ったみたいになってた
「酒呑んでないのに、酔ってんの?」
「酔ってないよ〜翔くん」
よくよく考えたら、
さっき相葉くんが乃愛にすすめた
ティラミス、ワインが入ってたような。。。
乃愛もしかして、食べたのかな?
「乃愛、さっきティラミス食べた?」
「めっちゃおいしかったよ〜‼︎‼︎」
食べてる
こいつ、大人になって大丈夫か
たったあんだけで、こんな酔うとは
「しょーくん、すきぃ〜」
「乃愛じゃないみたい笑」
ほんとに、大丈夫か?笑
家に着くと、玄関で
乃愛は、、、乃愛さん、、あの、、
酔い方すごいですよ?
そう、思ってると
「翔くん…あたし、今幸せでさ」
そう言って俺に抱きついてきた
抱きつくって、言っても乃愛は小さいから
俺の背中に、手をまわしてるけど
これは、酔った勢い?それとも…?
「う、うん」
「あたし、こんな生活送ってていいのかな?」
意外な言葉だった
「本当に幸せなの。でも、なんか怖い。いつかこういう生活がなくなると思うと、怖いよ。一人でやっていける自信なくなってきちゃった。ずっと、翔くんに助けられてるんだもん」
「一人でやっていける人なんていないよ?乃愛もな」
そう言って乃愛を、抱きしめた
乃愛は泣きだした
「どーしたんだよ?乃愛?」
今までいろいろあったことと今を
重ね合わせたのかな
俺は、乃愛のそばにいるから
離れないから、安心しろ