第18章 それぞれの道
裕也の手が怖い。。怖いよ。。
いつものように顔を殴られ、
リモコンを手に取り、あたしにぶつけようとしてる
あたし、もういいや。。
そう思った時
「乃愛!!」
目を開けると翔くんがいた
「翔くん。。?なんで。。?」
「なんでここに櫻井翔が…」
裕也の動きが止まった
翔くんは私の方に来てる
こんなあたしを見ないでよ
ダサすぎる。。
「乃愛、、、」
翔くんは、あたしを見ると言葉を失う
そして、視線をあたしから
裕也の方に変えた
「おまえ、女に何してんの?」
「乃愛を自分の物みたいに言うなよ。しかも、勝手に人んちに入ってるよな?これは、俺ら2人の事なんだから、部外者は出てけよ」
「乃愛は、物じゃねぇよ?乃愛の事、物と思ってるからすぐ乃愛に当たってんじゃねぇの?それと、俺の事部外者って言ってたけど、俺はまだ乃愛の事、大切に思ってる」
「翔くん。。」
「乃愛、帰るぞ。立てるか?」
翔くんは、あたしに肩を貸した