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帝王とあたしの関係

第18章 それぞれの道




「それは、できないよ」

「何今更気遣ってんの?笑」

「そりぁ、気遣うよ?」

「…。」

「ごめん…。」

「…えっ、ぁ、いや、まだ翔ちゃんのこと気にしてるんでしょ?」

「翔くん?翔君のことはもう吹っ切れてるから大丈夫!」



いきなり、ニノから翔くんの名前が出て
動揺が隠せれない



ニノはあたしをジーと見てる。。
何よ。。


「な、なに?」

「嘘下手だな」

「嘘じゃ、ないけど?!」

「はいはい」

あたしの事はお見通しって感じで
あたしの言葉を流す



「でも、今日は乃愛帰さないよ?」

「え?」

「今日はって言うか、その男の所に行かせる訳ないでしょうが笑」

「でも、あたし家にいろいろ大事な物とかあるんだけど…」

「その男、今日何時に帰ってくんだよ?」

「7時ぐらいかな」

「全然余裕じゃん。取りに行く?送ろっか?」

「ありがとう!行く!」


ニノも協力してくれてる訳だし
あたしが一歩前に進まなくちゃ







そうして、家まで送ってくれた


「じゃ、俺近くのコンビニで待ってるから」


車を置く場所がなく、近くのコンビニの駐車場で待ってくれることになった




家に着くと、玄関を見るだけで
いつものあの場面、あの空気、すべて思い出す



早く大切な物を持って、帰ろう

ここから早く出たい。



えっとー、あたしの通帳、カード、、
必要な物は全て持って帰ろう



通帳ってどこに置いてたっけな。。




探しても探してもどこに置いたか分からない


20分経った頃、















裕也が帰ってきた







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