第17章 それは嵐のように。。
翔sade
仕事が終わり、マネージャーの車で
家まで送ってもらってる
「櫻井さん、あの。。」
「どーした?」
「櫻井さんと、乃愛さんの関係がバレてきてます」
「…うん」
「さっき乃愛さんと話してきたんですが。。乃愛さんの所に記者が来たそうです」
「マジで言ってんの?」
「冗談とかじゃないですよ!バイト先に来たみたいです」
バイト先。。
前にも小原が取り上げられた同じとこだろう。
「それと、明日チーフマネージャーさんが事務所に来いと言ってました」
「分かった」
ありのままを話そうと思う
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「ただいま〜」
俺はいつも通りに帰ったが、
部屋の電気は点いてなく、
乃愛はリビングで寝ていた
「乃愛?風邪引くよ?」
「ん〜。。」
乃愛の顔を見ると、泣いた後の顔をしていた
「乃愛。。?」
「あ、翔くん。。おかえり」
おかえりと言うと、乃愛はニコッと
心の奥深くで泣いている笑顔を見せた
「乃愛、さっきマネージャーから聞いたけど、記者来たってな?」
「なんだー、もう聞いちゃったの〜」
「引っ越ししよっか?」
「何言ってんの笑」
「ここいずれ、ばれるからさ」
乃愛は黙り込んだ
「あたし、一人暮らしする」
「は?乃愛こそ何言ってんの?」
「あたし結構バイト代貯めてたんだよ?笑一人暮らししようと思ってたし」
「いきなりなんだよ。」
「翔くんには、これ以上迷惑かけられない。。」
「俺、一度も乃愛のこと迷惑なんておもったことないよ⁉︎」
「うん。。でも、周りは迷惑って思ってるかもしれないよ。。」
それは、事務所?メンバー?ファンのことを考えて言ってるのかよ
「大丈夫だから。明日ちゃんと事務所に言うから」
乃愛は、子どものように泣き
俺は抱きしめた
「大丈夫、乃愛は俺が守るから」
そう、乃愛に言い聞かせた
乃愛は、そのまま寝てしまった
明日は事務所に行った後
すぐ、名古屋でリハーサル
しばらく、乃愛の側にいてあげられないことが
1番不安だ。。