第14章 旅行
しばらくすると、翔くんはあたしの後ろに回って
抱きしめてきた
なんか喋ってよ!!
黙ってるって、余計緊張するじゃん!!
「翔くん...?」
「ん?」
「いや、なにもないけど...」
「なんだよ笑」
すると、だんだん落ち着いてきた
なにも喋らないっていうのもありだね。
「乃愛、体洗った?」
「うん!洗ってこっちきたよ?」
「頭も洗った?」
「いや、まだだけど。。」
「俺もまだだから、洗いっこしよーよ」
「しょうがないなー笑」
あたしたちは露天風呂から出て
露天風呂の手前にあるシャワーの所に
戻った
「じゃぁ、あたしから翔のシャンプーしてあげる!」
「お願いしまーす笑」
「かゆい所ありませんか〜?」
「ないでーす笑」
「えっへへ♡笑」
「何笑ってんだよ笑」
「翔くんだってにやけてるじゃーん!人のこと言えませーん。」
「うるせぇ笑」
「じゃー、流しまーす」
「優しくしろよ〜?」
「大丈夫!大丈夫!」
そして、リンスもしてあげて、交代!
「お嬢様、お座りください。笑」
「はーい笑」
「乃愛髪の毛サラサラだね〜」
「ありがとー」
これでもめっちゃ緊張してる
ひとつひとつの動作で心臓ほんとに
出てきそうになる。。
「はい、じゃー流すよ〜?」
「優しくしてよー?笑」
「任せとけ〜!笑」
リンスもしてくれて、これでおしまい!
「乃愛、色っぽっいな...」
翔くんがボソッと言った言葉
あたしは聞き逃さなかったよ?笑
「翔くん、聞こえてるから〜笑」
「聞こえてた?笑」
「まぁいいや!そろそろ上がろうか?」
「うん!」
また、翔くんは堂々と着替える。。
あたしが気にしすぎなのかな?
「翔くん、見ないでよ!!」
「まだ、着替え始めてねぇーの?笑」
「いいから!あっち向いてて!」
「もう、前に乃愛の身体見てんだぜ?」
「声が大きい!!」
「はい。はい。あっちで待ってるから早くしろな〜」
あたしは、急いで着替えた