第13章 突撃
「お先に失礼します!」
バイトが終わり、時計を見るともうすぐ22:00になろうとしている
今日は疲れたな〜
早く帰ろう
店を出て数分後、
なんか、ずっとあたしにつけてきてる人
がいそうなんだけど。。
あたしが速く歩くと、
後ろの影も速くなる
ス、ストーカー!?
あたしは、思いっきり振り返った
「あの!さっきからつけてきてますよね!?」
自分でもびっくりするぐらいでっかい声がでた
その男は、覗き込むように
「やっぱり。。乃愛だな?」
「お、お兄ちゃん!?」
な、なんで?
ここ、東京にいるの?!
「お兄ちゃん、なんでここおるとー?!」
(なんでここにいるの)
「仕事の都合で1週間こっちなんだよ」
「乃愛が東京にいるのは聞いたんだけどさ、お母さんしっかりおまえのこと教えてくれないんだけど。なにがあったんだよ。」
「…お兄ちゃんには関係ない」
あたしは、そう言って帰ろうとしたが、
「ちょっと待てって。」
そう、呼び止められた時には
涙が出てきそうだった
「ちょっと、時間あるか?」
そして、あたしたちは
近くのファミレスで話すことになった
「あたしがさ、お婆ちゃんに嫌われてたのは知ってるでしょ?それで━━━━」
あたしは、ありのままを話した
「何考えてんだよ。。で、乃愛は今一人暮らししてるってことか?」
「えっ?いや…」
「違うの?!」
ちょっと、これは、どうすれば。。。
あたしが返事に困ってると
後ろから人影が。。