第9章 センスあり?
目を開くと・・・
鏡には
ゆるく巻いた髪でポニーテールをして、カチューシャしてるみたいに三つ編みしてある私がいた
「かわいい・・・」
佐々木「俺、センスあるでしょ?w」
「はい・・・もう、ほんとに、、、」
佐々木「麗ちゃん・・?」
今まで感じたことのないような感覚だった
自分のことかわいいって思ったことなんて1度もなかった私が、佐々木さんのヘアアレンジでここまで変われるなんて
うれしさを通り越して感動した
そして、涙があふれてしまった
「・・すいません・・っ・・」
佐々木「ちょ、ちょっとどうした!!た、太輔ー!」
太「ん?何々!!どうした!佐々木さん何したんすか!」
佐々木「えっ!俺?何もしてないって!!」
太「じゃあ、なんで泣いてるんすか!!」
「太ちゃん、佐々木さんは、悪く、な、いよ?」
太「・・そうなの?」
佐々木「ほらー!俺じゃないって言っただろ?w」
太「すいません・・w」
少し落ち着いてから泣いてしまった理由を説明した
太「そういうことねw」
佐々木「そんなに喜んでくれるとは思ってなかったw」
太「やっぱ、佐々木さんすごいっすねwセンスありじゃないですかw」
佐々木「だろ?w一応これでもプロですからw」
「本当にありがとうございました!」
私は頭を下げた
佐々木「またあそびにきてよw」
「はい!また来ます!」
すると、佐々木さんは太ちゃんにこそっっと何か言った
「?」
太「なんでもないよwじゃあ、行こっか」
「うんw」
太「ありがとうございましたwまた来ますw」
佐々木「じゃあなw」
私たちは店を出た