第1章 偶然の出会い
実をいうと、私は1年前に両親を亡くしている。
近くに親戚もいないので、1か月に1回叔母さんからお金を振り込んでもらいつつ、一人暮らしをしている。
最初はもちろんつらかったが、今ではもう慣れて学校にも行けるほどになっている。まぁだからこうして、ほっつき歩くことも出来るんだけど(笑)
ていうか、こんなこと5人に話す事じゃないじゃん!!
翔「どういうこと?」
そうですよね。仕方なく、私はこれまでのことを話した。
しばらく5人は黙っていたが
翔「じゃあさ、俺らと一緒に暮らす?
5人で住んでるんだよね(笑)」
へ?!そ、そんな事って…
茜「いえいえ!大丈夫ですよっ!!」
潤「でも、なんか放っておけないよね」
翔「うん。俺らは全然かまわないし^^」
茜「そんな…」
二「ていうか、このまま帰られる方が心配ですよ(笑)」
相「俺も賛成!」
智「俺も!」
茜「そんな…っ」
気が付いたら涙があふれてきた。
憧れの5人が、こんなことを言ってくれるなんて…
茜「本当に、いいんですか…っ?」
翔「もちろん!」
茜「じゃあ、お願いします…」
気が付くと私はそう言っていた。