第2章 ※裏展開アリ
竜崎が、私のストッキングを丁寧に下ろしていく。
やめて、でもやめないで、覚醒しそうでしない、出来ない意識。
スーツのスカートもするりと脱がされ、レースのショーツも取り外された。何の抵抗も出来なかった。黒い下着に、彼の細くて長い指が白く映えて、その光景はフラッシュのように、しばらく脳内に居続けた。
ベッドの上にあるのは裸の恥ずかしいわたしと、いつの間にか私と同じ姿になっていた竜崎だった。
彼は何度も角度を変えて、そこに私が居るのを確認する様に抱き締める。白いシャツの下には、思ったよりもがっしりとした身体が隠されていた。そんなに愛しい動作をされたら好きになってしまうよ、なんて満更でもなくなってしまった私は自然と竜崎の愛撫に応じていた。
今度は無機物の様な手が下に伸びてきた。