第2章 ライバルの出現
カイトが慰めてくれたけど、私の心のモヤモヤは消えてくれなかった。イヤな予感がおさまらない。
・・・・・怖い。怖くてたまらない。
いつも美味しくて大好きなお母さんのご飯も喉を通らなかった。
お母さんが私を心配してくれるのが申し訳なくて、私は自分の部屋に逃げ込んだ。
学校の課題もペンが走らない。今日に限って課題が多い。
かと言って、イヤな予感のせいで眠くなるわけでもなく、ゆっくりゆっくり課題を進めた。
ベッドに入っても眠れない。目を閉じると不安が襲ってくる。涙がとまらなかった。
結局、私が眠りについた時には、午前2時ごろを回っていた。