第1章 ハジマリ
「あのっ!」
「ん?どうしたの?」
「あっ、えと、その制服桜蘭学園のですよね?」
私がそう聞くと、
「相葉さん何対応してんすか」
隣にいたもう一人の男子学生がダルそうに言う
感じ悪っ…
「いいじゃんかー」
って言いながら頭の先からつま先までまじまじと見られて
ついさっき『相葉さん』と呼ばれていた男子学生が声をあげた
「そうだけど…
もしかして君も桜蘭学園の生徒でまさか新入生だったり?」
「そのまさかです…」
「あちゃー…
行き方分かんないの?」
「はい…」
「ねぇニノー
この子案内してっていいかな?」
「俺は嫌ですよ。
朝から迷子の案内するなんて」
『じゃー、あとは相葉さんよろしくー』って言いながら電車を降りてく男子学生。
「ニノ!!
ったくまたサボりかよ」
なんか一人でブツブツ言ってたから、
「あの…迷惑だったら最寄り駅だけで大丈夫ですよ」
って気を使ったら
「え?や、全然大丈夫だよ!
学校まで案内するから一緒に行こ!!」
やたらと大きい声で返された。
「あ、ありがとうごさいます…」
朝からテンション高いなこの人…
そう思いながら二人で電車を降りて学校へと歩きだした。