第24章 進路相談【坂田銀八】
「………ん…締まり良……動いたらすぐイッちゃいそうだわ。」
凛は銀八の頬に手を当て、キスを促した。
それに応えて二人は繋がったまま舌を絡め合う。
「可愛いすぎ……手離せなくなる…」
また凛の胸がキュウッと締まった。
手離せなくなるって…
手離すつもりでいるの…?
教師と生徒という一線を越えた関係
秘密にしなきゃいけない関係でも平気だった
本当に好きだから
でも無くなりはしなかったその一線
ふとした時に感じる教師と生徒の違い
大人と子供の違い
いつかは離れていく
それを理解出来る大人と受け入れられない子供の違い
でも凛にはどうしようもなく、今は銀八から与えられる快感にただただ身を焦がすしかなかった。