第20章 入学式【沖田総悟】
「…もう…学校で盛らないでよ…」
乱れた服を直しながら、凛は沖田に愚痴をこぼした。
「おめーが他の男子生徒に色目使ったお仕置きでぃ。」
「はい?使ってないし!」
朝はあんなにモヤモヤしていたが、ヤッたからか沖田はスッキリしていた。
「凛。」
「ん?」
「この屋上、セックススポットにしやしょう。」
「っ!?ダメに決まってるでしょ!ちょ、ダメってばっ!!もう!帰る!」
再び襲おうとする沖田を突飛ばし、凛は足早に戻っていった。
「…気持ち良かったくせに。」
沖田はヨイショと立ち上がり、屋上の入口ではなく給水塔を昇り始めた。
そこにいたのは…
「うっす、坂田先生。」
「お、おう…」
タバコをふかしながら少し顔を赤らめた銀八がいた。
「タバコ秘密にしとくんで、シてたの内緒の方向で。」
「いつか俺もまぜて。」
「殺ス。」
「嘘です。すみません。」
「オカズにしても…殺ス。」
「……努力します。」
━ fin ━