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GUNDAM SEED 番外編(短編小説)
第3章 風邪の功名(キラ×ラクス)
オーブの暮らしにも慣れてきた頃、ラクスの姿が見えないことを不思議に思い、キラは屋敷の辺りを探していた。浜辺の近くまで来たとき、歌声が聞こえてきた。
「あー。」
掠れるような声で歌うラクス。
「ダメですわ、全然声が出ない…」
「ラクス?」キラはラクスに声をかけた。
振り返りこちらを見たラクスは微笑みながらも、どこか悲しげでそれでいて、少し虚ろな瞳にキラは思わず目を奪われる。
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