第2章 確かな気持ち(シン×ルナマリア)
ルナマリアが甲板から部屋へと戻るとその前にシンが立っていた。
「シン?どうしたの?」
シンのもとに駆け寄る。
じっとシンに顔を見られ、ルナマリアはその表情に胸が高鳴った。
「な、なに?」
「俺、絶対強くなるから。」
「え?」
「強くなって、ルナを守れる男になるから!」
シンの力強い眼差しに目が話せない。それと共に頬が赤くなるのが自分でもわかった。
「うん…。」
シンもその表情を見て恥ずかしくなり顔を染めた。
しばらくの沈黙が流れ、それを打ち破ったのはルナマリアだった。
「お、お茶でも飲もっか?」
なんとかこの雰囲気を変えたく、ルナマリアは必死で話題をふる。
「お、おう。」
まだまだ初々しい2人がそこにいた。