第1章 素直になれずに(ディアッカ×ミリアリア)
「なぁ、頼むから話聞けよっ!」
「しつこい。」
「だからぁ!誤解なんだって!!」
必死で追いかけながら、なんとか話をしようと追いすがるディアッカを無視するように、ミリアリアはスタスタと歩いていく。
「俺はたまたま道聞かれて、駅まで行き方がわからないっていうから案内しただけでっ、」
「ふーん、別にいいんじゃない?」
「いやっ、だって、怒ってるじゃん!」
「怒ってません。」
「じゃぁ、こっち見ろよ!」
「いま忙しいの!後にして!」
「あ"ーっもうっ!知らねっ!勝手にしろよ!」
これ以上話しても無駄だと思ったディアッカは、頭をガシガシかきながら、ミリアリアに背を向けて去っていった。
なによ..。
立ち止まりボソッと呟いた。
ディアッカが悪いんじゃない。