第27章 ヨークシンと情報とお金稼ぎ
「念能力者が作ったゲーム…!?」
いきなりの内容に驚愕している間にも、バーテンダーは次々に情報を話し始めた。
『制作者の真の目的は不明。どうも複数らしい』
『そいつらは100本のゲームソフト全てに念を込めた』
『ゲームをスタートすると念が発動、プレイヤーをゲームの中に引きずり込む』
『匿名を条件に、所有者の一人が証言してくれた』
『"このゲームは念能力者以外プレイできない。私は50名のハンターを雇い、ゲームのクリアを試みたが…』
『誰ひとり帰ってきた者はいない"』
『プレイヤーがゲームの中で生きている限り、ゲーム機はたとえコンセントを抜いても動き続ける』
『セーブポイントさえ見つかれば戻れるらしいが、死ねばゲーム機が止まる』
「…………」
複数の念能力者によって作られたゲーム…
これ、だいぶすごい情報をゲットしちゃったんじゃないの?
「ゲームの中に入っちゃうなんて……ホントなのかな?」
「ハンターサイトの情報だぜ。まず間違いない」
やっぱり間違いないんですか!!
「あれ?もうひとつ情報がある」
「え?」
ゴンが何かを見つけて、それをクリックする。
すると、また説明のようなものがでてきた。
「は読めないから、声に出して読んであげるね」
「えぇ!?ありがとうゴン!!」
でもあんまり周りの人に聞こえていいものなのか分からないので、小声でお願いした。
「えーと、ヨークシンシティで開催されるオークションには、8月14日までに7本のグリードアイランドが競売申請登録されている模様。
最低落札価格………89億ジェニー」
………え?
「「89億っ!!!?」」
えええええええっ!!?
とんでもない額すぎてキルアとハモっちゃったよ!!!