• テキストサイズ

えそら狩人【H×H】

第22章 再戦と上達と完全勝利




その後ゴンは釣竿をうまく使い、リングの上で回っているギドを石板ごとひっくり返した。

釣竿って何のために使うかと思ったら……このためだったんだね!


「うっはぁあー!ゴン!!かっこいいよぉぉお!!!」

「…さん、喜ぶのは分かりますけどそろそろ私の毛根も限界です」

「ぎゃぁあごめんなさい!!」


またウイングさんの髪の毛掴んじゃってたよ私!

ウイングさんはハゲちゃダメだ!設定的に!!


すると、ゴンが動けなくなったギドに拳を振り上げるのが見えた。

お?殴るか?殴るのか!?



「わっ!待ってくれ、まいっ…」




バキィッ!!!!



「!!!!」


なんとゴンは、素手でギドの義足を折った。

え?あれって鉄製じゃありませんでしたか!!?


「そっちがどんな手段でも使うなら、こっちも同じことだ」


ゴンは拳に血をにじませながらギドを睨み、言い放つ。

わ、あの目はきっと相当怒ってるよ…。



「もう一度に手を出してみろ。次は全力でその顔ぶっとばす!!!」

「…!!」

「勝者!!ゴン選手!!」



ワァァァァァア!!










「…良かったっすねさん、ゴンさんの勝利っす!」

「……………」

「…??さん?」

「……惚れた。改めて惚れた」

「え?」


だ、だって私のためにあんなに怒ってくれていたなんて……!!!


「どれだけ私を虜にするつもりだよぉぉゴぉぉぉぉン////マジ萌えるッッ////」

「……………」


改めてゴンに惚れ直した私だったのでした。
/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp