第19章 訪問とお誘いとお買い物

「何頼む？◆」

「また私の奢りとか言わないよね？」

「もちろん◆」

「じゃあオムライス!!」

「じゃあ僕もそれでいいや◆」


私達は近くのカフェで昼食をとることに。

前のコーヒーの件もあり、今回はヒソカの奢り。

ざまぁ!!←


しかし私はオムライスを食べているとき、あることを思い出す。


「あ、そーいえばさ」

「なんだい？◆」

「どーやって腕治したの？試合の時、絶対に切れてたよね？」

「……試合見に来てくれたんだ◆」


あ、嬉しそう。

でもどうしようもなくキモいぞ！


ヒソカはその笑顔を保ったまま、


「企業秘密さ◆」

「企業も何もないでしょうに」

「そんなに知りたいかい？◆」

「そんなにって訳じゃないけど、知りたい」

「じゃ、耳かして◆」


……あんまり貸したくないな。

でも知りたいし、仕方なく耳を近づける。







「…あれ!?!?」

「へっ!?」


ヒソカの声じゃない。

この声って……


「ゴン!?……とキルア!!?」

「!?おま、ここで何して……ってヒソカ!?」

「やぁ◆」


なんでここに二人がいるの!?

しかもこの状況、完全にデートだと思い込んでるよこれ！

や、やべｪｪｪｪｪｪｴｴ!!!!