第10章 Valentine2(及川、月島、夜久、赤葦、黒尾☆)
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お相手は”及川 徹”
夢主は幼馴染 ※及川さんの扱いがヒドイです
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バレンタインの朝、俺はいつもより身だしなみを整え家を出る。いつもの角で岩ちゃんとつばさに会った。
及「おはよ、岩ちゃん、つばさちゃん」
貴「及川おはよ。悪いけど今日近づかないでくれる?」
及「つばさちゃん、朝から冷たいよ?」
貴「岩ちゃん、このバカに教えてやってよ」
岩「今日バレンタインだから、いつもより及川ファンが怖いんだと」
及「今更の仲じゃん」
貴「ただの幼馴染ってだけで、ファンにニラまれる私の身にもなってよね。あんたがチャラチャラしてるから、とばっちりがくるのよ!半径500m以内近づかないで」
及「そんなこと言わないで。せめて俺にチョコとかないわけ?」
貴「はい」
及「・・・チ○ルチョコ1個」
貴「あ、岩ちゃんにはクッキー焼いて来たから」
及「何この差、酷くない?」
岩「普段の行いの差だ」
女子「及川さ~ん」
貴「ほら、さっさと行ってファンサービスしてきてよね」
及「はーい」
及「いつもありがとう」
女の子達に囲まれ俺はニコニコと笑う。いつもの事だ。
つばさは気づいていない。もうずっと前から幼馴染の気持ちじゃないことを。でも俺はこの関係が壊れるのが怖くて、君以上に素敵な子を探すんだ。
けどやっぱり君より夢中になれないから、俺は君を目で追いかける。早く気付いてよね。
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岩「いいのか、渡さなくて」
貴「いいの。どうせ貰ったもん全部食べて、お腹壊すんでしょ。それに私に言わせようとしてるところが気にくわない。小心者なんだから」
岩「意地っ張りだな~」
貴「この関係も結構気に入ってんのよ」
つばさはにっこりと笑った。
END
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バレンタインシリーズ続きます→