第10章 Valentine2(及川、月島、夜久、赤葦、黒尾☆)
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お相手は”月島 蛍”
夢主は幼馴染→彼女 鳥野1年生
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朝、昨日の夜遅くまで作っていたお菓子を忘れずに紙バックに入れ家を出る。今日はバレンタインだ。
蛍ちゃんのチョコはショートケーキをイメージして、ホワイトチョコにドライイチゴのチップを散らした小さなハート形のチョコを作った。我ながら自信作だ。
ココアクッキーはいつもフォローしてくれる忠用だ。私は二人の姿を探す。
貴「おはよー、忠。これココアクッキーなの。よかったら食べて」
山「ありがと、つばさちゃん」
忠は笑顔で受け取ってくれた。そして私は少し先を歩いていた蛍ちゃんに駆け寄り、チョコを渡そうとした。
貴「蛍ちゃん、これ自信作なの!」
月「山口、朝練遅れる」
蛍ちゃんはこちらを見ることもなく、歩いて行ってしまった。
貴「・・・忠、どうしよう。蛍ちゃんなんか機嫌悪いみたい」
山「大丈夫だよ、つばさちゃん。俺が後でつばさちゃんのところに行くように伝えとくから。部活後、教室でいい?」
貴「うん。ありがとう!忠」
山「ツッキー、待ってよ」
忠は蛍ちゃんを追いかけた。