第9章 Valentine1(日向、影山、嶋田、菅原、岩泉、澤村☆)
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お相手は”日向翔陽”
夢主はクラスメイト
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隣の席の日向君。いつも元気で笑ってる顔とバレーを真剣にやってる顔のギャップが私のツボだ。授業中はよく眠ってるけど、彼の顔を見れるこの席は最高の席だと思う。席替えをしてから毎日私は学校に行くのが楽しみになっている。
男子バレー部所属の彼は練習がきついらしく、よく坂ノ下商店で部員達で中華まんを食べているのを見かける。私はバレンタイン用にがっつりお腹にたまるブラウニーを手作りした。
でも昼休みも声をかける前にあっという間に体育館に走って行ってしまった。チャンスを伺うも、いざって時に声がかけられない。
6限の授業の終わり授業で使った資料を日直が資料室に持っていくことになった。今日の日直は私と日向君だ。今日は先生が天使に見える。日向君がほとんど持ってくれたおかげで、私はブラウニーを入れた紙バックを持ち、資料を持つことが出来た。
日「よし、片付け終わったね。じゃぁ、俺部活行くから」
貴「あ、待って、これ貰ってくれる?」
私は紙袋を渡す。
日「え、これ何?」
貴「ブラウニーっていうチョコのお菓子だよ」
日「桜井さんありがと!部活後すっげー腹が減るんだ」
貴「日向君、今日何の日か知ってる?」
日「・・・何の日だっけ?」
貴「バレンタインだよ」
日「え、これ本当に俺がもらっていいの?」
貴「うん、私日向君の事が好き。付き合ってください」
日向君は顔を真っ赤にし、顔を隠してしまった。
日「俺、告白されたのはじめてだ」
貴「私、もっと日向君の事知りたいよ。友達からでもいいから・・・」
日「ひ、ひゃい!俺のほうこそ、よろしくお願いしやっす」
テンパってかんでる日向君も大好きだよ。
END
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バレンタインシリーズ続きます→