第6章 影山飛雄
あー、しまった。現国の教科書忘れた。しょうがない。つばさにでも借りに行くか。俺は5組に向かった。
影「わりい、現国の教科書忘れたから貸してくれ」
貴「いつも寝てるのに教科書いるの?」
からかいながらもつばさは教科書を貸してくれた。
日「あぁ!図書館の!」
嫌な奴に見られたな。
影「何のことだよ、こんなところで大声出しやがって、ボケ日向」
貴「飛雄の友達?」
日「あ、お、俺日向翔陽っていいます。影山と同じバレー部です」
貴「私は桜井つばさです。あ、ごめん私 次理科室だからもういかなくちゃ。またね飛雄、日向君」
日「影山、桜井さんってお前の彼女?」
影「いや?単なる幼馴染だ」
日「そっか!」
まぁ、幼馴染だけど・・・俺はずっと好きだったりする。アイツは元彼にフラれた事にショックを受けて以来、彼氏を作らないと決めているようだ。
俺は幼馴染という関係が壊れるのが怖くて何もできないでいる。