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第5章 黒尾鉄郎
貴「もう、関係ないでしょ、帰ってよ」
男「おれはつばさがいないとダメなんだ」
貴「奥さんがいること黙ってた男に付き合ってる暇なんてないわ。帰って」
男は俺の靴が玄関にあるのが目に入ったようだ。
男「なんだその靴、男がいるのかよ!」
貴「私に男がいても関係ないでしょ!もう、ここに来ないで」
おれは玄関に出てつばささんの肩を抱いて言った。
黒「オニーサンもうつばさは俺のもんなんだから、さっさと帰ったほうが身のためだよ」
自分より上から見下ろされ男は怯み、すごすごと帰って行った。
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