第18章 On your side・・・(2)(岩泉 一)
夢の中でつばさが俺の名前を呼んでる。俺はつばさを抱きしめる。華奢で柔らかくて温かで、いい匂いがする・・・。すごくリアルだ・・・。
・・・って夢じゃねぇ!!俺は目を覚ました。腕の中ではつばさが真っ赤な顔をしている。
貴「お、おはよ」
岩「・・・つばさ、おはよ。悪りぃ、多分あのまま眠って布団に入っちまったんだと思う」
まともにつばさの顔が見れねー。
貴「ううん、私があんなこと言ったから。それにハジメちゃんだから・・・嬉しい」
コイツ可愛いこと言う。俺はつばさにキスを・・・
ピピピピ・・・。
つばさのスマホのアラームが鳴る。
岩「・・・今、何時だ?!」