第14章 猫災 (影山飛雄)☆
貴「・・・飛雄、明日から親が旅行でいないんだけど・・・。うち来る?」
つばさと付き合い始めてもうすぐ半年。昨日、真っ赤な顔をした彼女からお誘いがあった。
もちろん、俺も彼女もソノ気なわけで・・・。俺は朝から口元が緩んでいたんだと思う。
菅「影山、今日キレッキレだったな。なんかいい事あったのか?」
影「別に何もないっスよ」
日「俺、知ってるぞ!昨日桜井さんと仲良くしゃべってただろ」
影「・・・中学が一緒だっただけだ」
(ボゲェ日向、余計なこと言うんじゃねぇ!!)
日「桜井さん、うちのクラスで人気あるんだからな。皆、影山たちのこと見てたぞ」
山「4組でも人気あるよ。ね、ツッキー」
月「多分、学年で人気だとおもうケド」
影(俺の彼女だっつーの!)
なんて事を言うとメンドクサイ先輩方に絡まれるので俺は言葉を飲み込み、騒がしい部室を後にした。