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斉木楠雄のΨ難~短編集~

第2章 Ψ能を駆使しろ!夢小説サイト


「君が海藤君かね?」

振り返ると、白髪の老人がいた。

「私が堀内重明だ。よろしく」

海藤「よ、よよよよろしくお願いします!」

堀内「よろしく。で、君の作品を文書にしたものを用意した。
   えーと……あ、これこれ」

コピー用紙に、ズラリと文字が並んでいる。



俺は漆黒の翼……


もうすでに読みたくない。こんなものを商品化して、売り上げが

見込めるのだろうか?


堀内「これを、本にするんだ」

一同「おお……」




「堀内さん、これ」

助手らしき人が、堀内さんにスマホを渡す。

海藤の使っている夢小説サイトだ。

堀内「お、おお…!すばらしい!これを本にしよう!」

え?

海藤「えっ、じゃあ俺は?」

堀内「すまないがもっとよい作品があった。君のはなかった事にしてくれ」

海藤「……!」


……海藤。
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