第3章 第2章~ここってあの…~
急遽東京に上京して、来たのは大きな建物の前だった。
貴「ここはどこですか?」
和「ここは俺の入っている事務所。」
貴「はぁ・・・って、えっ!まさかジャニーズ事務所ですか?」
和「そうだよ。君にはここのオーディションを受けてもらう。」
貴「でも、ジャニーズって男の人だけの事務所ですよね?」
和「今回は女の子も事務所に入れようと社長が提案したんだよ。ただし、ひとつ条件がある。」
貴「条件って何ですか?」
和「男の子にもなれる子、かな。」
貴「わたしは無理ですよ。」
和「いやいや、大丈夫。そういうのは後から考えればいいから。」
なんか怪しい。
貴「なんか隠してません?」
和「いや~。今回応募したのは事務所に所属しているアイドルの推薦する人だけだから、そこそこレベルは高いと思うよ。」
レベルが高い・・・。
わたしのような田舎者が合格できるようなものなのだろうか・・・
和「まあ、とにかく。大丈夫。俺の妹が一番に決まってるから。
あと、敬語は無しって言ったよね?」
貴「すいません。」
和「いいよ。今度から気をつけてね^-^」
そう笑う兄の顔を見ると、わたしの心を満たしていた不安を取り除くようだった。