第3章 第2章~ここってあの…~
あれからダンスのテストと歌のテストと演技のテストがあり、無事にオーディションを終えることができた。
あとは、結果を待つのみ。
全部出し切った。
今日は1日ホテルに泊まって、明日家に帰る。
兄は仕事があるので、一人でホテルに向かう。
土地勘はないが方向音痴ではないのでホテルには無事到着することができた。
ホテルはすっごく高級そうなホテルだった。
兄が用意してくれたのだが、さすがに気が引ける。
しかも部屋がスイートルームと来た。
別に普通の部屋でいいのに・・・。
一人だけなのに広い部屋を用意されても・・・。
すごく寂しくなるだけだ。
そんな時、電話が入った。
貴「はい、もしもし。」
それは兄からだった。
和「香凜?無事にホテルに着いたみたいだね。実は、さっき社長から電話があって、君を合格にしたって来たんだけど、どうする?」
貴「・・・合格?わたしが?本当なの?」
和「うん。ダンスも歌も抜群で演技も完璧だからだって!よかったね。」
貴「でも、こんなに早く決まるもんなんですか?」
和「君がすごすぎたんだよ。」
うれしかった。今まで生きてきた中でこんなにもうれしいことはなかった。
和「そこで、明日雑誌の撮影とかあるんだけど、大丈夫?」
貴「はい。大丈夫です。学校も行ってないし、ただ・・・。」
和「ただ?」
貴「部屋を普通の部屋に変えてください。落ち着かないんです。」
和「えっ?普通の部屋がいいの?そう・・・。変わってるね。君は。」
そんな他愛もない会話をして電話を切った。
明日は雑誌の撮影。
どんなのかわからないけど楽しみだ。