第7章 あなたの想い
ある日、万事屋を子供が訪ねてきた。
ずいぶんと小さなお客さんだ。
子「あの…ここ…何でもしてくれる何でも屋さんって聞いたんですけど…」
銀「あ?ガキが何の用だ。何でも屋っつっても、金無しと命要求してくる奴には即刻お帰り願うぜ。」
子「あの…お金はないけど………た、助けてください!!」
銀「は?」
新「まあまあ、話くらい聞きましょうよ。」
神「子供を威嚇するなんて心狭い男ネ。」
銀「うるせぇやい。」
凛「それで、どうしたのかな?」
全員が(一名除く)優しい声をかければ、子供はいきなり泣き出した。
子「う……うぇ……え……うわああああああん!!ママを助けてーっ!!ママが…ママが殺されちゃう!!わーん!!」
どうやら、母親がさらわれたらしい。
凛「ほら、落ち着いて。よしよし。もう少し話をしてもらえないと、私達も何も出来ないわ。ね、銀さん?」
銀「…ガキのお守りは嫌いだ。」
新「だったらさっさとこの事件、片付けましょうね。」
神「詳しい話をするヨロシ♪」
子「うぇっ……た、助けて…くれるの…?…ヒック…」
凛「もちろん♪話、してもらえる?」
子供はしゃくりあげながら事の顛末を話した。