第6章 復讐の念
銀時がここまで大切にしてくれている事には凛も充分感謝していた。
凛「本当に今の生活は幸せよ?上手く笑えないのは、まだ過去を過去だと割りきれていないだけ。大丈夫。努力しているわ。」
銀「…それならいいんだ。俺はお前が変な気を起こさないか心配だよ。」
凛「なに言ってんの。変な気を起こしてんのは銀さんでしょ。いきなりキスもするし今だって抱き…」
銀「わわわわわ!!わかった!!何もなけりゃそれでいいんだ!!よし!さっさと寝るぞ!」
そう言って布団に即座に潜り込む銀時。
凛「もう……おやすみなさい。」
凛も布団に入った。
銀時がいつも通りいびきをかき始めた頃、凛はまだ目が冴えていた。
いつも優しい銀時に凛は心温かくなっていた。
だが、同時に、色々迷惑をかけている事に申し訳なさも感じていた。
凛「ごめんね…銀さん…私、まだ捨てきれないや…」
小さく呟いて、モヤモヤしたまま凛も眠りについた。