第6章 復讐の念
外に張り出された椅子に座り、高杉を待つ。
ほどなくして彼はやってきた。
高「銀時は帰ったのか。」
凛「うん。」
高「…久しぶりだな。」
高杉は凛の隣に腰掛けて適当に注文する。
品物が運ばれてくるまで会話わなかった。
店員「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ。」
二人は運ばれてきた茶を一口飲む。
高「今までどうしていたんだ。」
凛「まあ…色々…」
高「…くくっ…何怯えてんだよ。」
凛「怯えてなんか…ないわよ。」
図星だった。
目の前の冷たいオーラを放つ高杉が、少し恐かった。
昔と全然違っていた。
高「別に殺しゃしねぇよ。それよりお前の話を聞かせろ。今まで何があったんだ。」
凛「……私が村に戻った所から話せばいい?」
高「ああ…」
だが、確かにあの時、銀時と高杉と桂は凛を探しに来た。
ちゃんとした説明はすべきだと思い、銀時に話した事と同じ事を話した。
また、母が源外のじいさんに残した思いも。
高杉は口を挟む事なく凛の話を聞いていた。