第5章 変化
それから一週間経ち、源外のじいさんの所に凛が頼んだ武器をもらいにいった。
道がまだよくわからないから銀時も一緒に。
凛「お邪魔しまーす。おじいさん、出来てますか?」
源「おう、おめぇさんか。今日銀の字は…なんだ。いるのか。」
銀「なんだよ、居て悪いか。この指名手配野郎。」
源「相変わらず汚ぇ口だな。頼んだ物は出来てるよ。ほれ。」
手渡された物は…銀時の木刀そっくりだった。
洞爺湖の文字のない木刀。
源「万事屋で働くんだろ。それだと銀の字と対みたいでいいと思ってな。」
銀「なかなか粋な事してくれるじゃねえか。」
源「要望があれば文字も彫ってやるよ。」
凛「すごい!!じゃあ……何にしよう…」
銀「諏訪湖とかでいいんじゃねえの?」
凛「嫌よ。それなら猪苗代湖にする。」
銀「変わんねえだろ!!」
凛「こっちのが一文字多い。」
くだらない言い争いをする。
凛もだいぶ今の生活に慣れ始め、よく笑うようになった。
源「ま、文字はいつでもいいさ。とりあえずその木刀の使い方を説明する。」
凛「はい。」