第3章 仲間入り(銀時side)
風呂から上がって寝室に行けば、凛は寝息をかすかに立てて気持ち良さそうに寝ていた。
寝顔を見ていて…昔の事を思い出していた。
凛がホントにちっさいガキだった頃、寺子屋で寝ていたコイツに色んなやつがいたずらしようとしていた。
銀『松陽先生がそれを見つける度にゲンコツ食らわせてたっけ。
子供は寝るのも仕事です、むやみやたらに起こしちゃいけません…って。』
俺は凛の横に胡座をかき、頭を撫でた。
昔から寝てるコイツの頭を撫でるのが好きだった。
実はよく、兄弟みたいだって言われていた。
銀『ガキが…大きくなりやがって…。』
昔のかわいい頃と違って、今の凛の寝顔は、とても綺麗な顔だった。
一時、凛の寝顔を堪能して、俺も布団に入った。