第1章 出会い
この日、銀時はいつものように買ったばかりのジャンプにホクホクしながら自宅への帰路についていた。
銀「読みたーくて、読みーたくて震ーえる…っと。さーっさとおウチへ帰りましょー♪」
西○カナやら動揺やら混ぜこぜの替え歌を呟きながら、スナックお登勢の裏にバイクを停めた。
だがジャンプを手にしたその時、そばのゴミ箱の陰に人の気配を感じとった。
銀『誰だ。』
そちらに意識を向けた瞬間、陰から汚いナリをした少女が銀時に飛びかかる。
だがそこは元攘夷志士。
少女を易々と押さえつける。
銀「俺を襲うなんざ百年早ぇ。襲うんなら色気のあるグラマラスなねーちゃんになって出直しな。」
「くそ!離せ!!」
銀「離すか、アホ。てめえみたいな悪いガキんちょは警察署で更正してこい。」
「や、やめろ!分かった!!悪かった!!もうアンタには絡まない!!だから離せ!!」
銀「世の中、ンな甘くねぇよ。」
ジタバタと暴れる少女。
昔の白夜叉に敵うハズもない。