第12章 あなたがいるから
部屋には既に布団が敷かれていた。
銀時はその上に凛をそっと降ろす。
銀「凛、ラストチャンスだ。嫌なら言え。俺は…お前に嫌われる事はしたくねぇ…が、始めちまったら我慢出来そうにない…」
凛「銀さん…」
凛は銀時にそっと手を伸ばし、チュッと軽いリップ音を立ててキスをした。
凛「銀さんは…私を救ってくれた…身を守るだけじゃなくて、私の心も救ってくれた。そんな銀さんが…昔も、今も、大好きだよ…」
そして感極まったのか、凛は一筋涙を流した。
銀「泣くな…これからは俺がずっと側にいてやるよ。」
瞼の上にキスをし、銀時は凛の着物を優しく剥いでいった。
銀「折角の着物を脱がすのは若干勿体ねぇ気もするが…」
凛「やっ…見ない…で…」
銀「綺麗だよ。恥ずかしがんな…」
一糸纏わぬ凛の美しい身体に獣のように食らいつきたい銀時だったが、それ以上に凛が愛しすぎて体にキスを優しく落としていった。