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【銀魂】あなたがいるから

第10章 思い出を抱いて


いつも見ていた。


ガラスの向こうに飾られた、薄桃色の着物。


凛はその呉服屋の近くを通る度に、チラチラとその着物を見ていた。


今日もまた…



銀「ん?何見てんだ?」


凛「!!い、いや、何でもない。」



欲しいわけじゃない。


だが気にかかっていた。


薄桃色に蝶の刺繍。


凛にとって良くも悪くも思い出深い代物だ。



銀「なんか欲しいモンでも見つかったのか?」


凛「ううん。本当に何でもないの。気にしないで。」



まだ、あの着物は着れそうにない。
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