第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
それからすぐ、お互い風呂に入ってすぐ寝間着に着替えて布団に入った。
銀「一緒に風呂は入ってくんなかったけどね…泣」
凛「ったり前よ。調子乗んな。」
布団の中で俺らは向き合い、俺は片手で凛を抱きしめる形になった。
凛「ここで腕枕とかじゃないんだ(笑)」
銀「おめー…腕枕に夢持ってんのか?あれはなぁ、実際ものっそい腕痛いんだぞ。女も実はすっげー寝にくいんだぞ。」
凛「…現実的な解説どーも。」
そして凛は俺の胸にスリスリと寄ってきた。
え、何この可愛い小動物。
凛「ふふ…銀さんの胸ドキドキしてる。」
銀「血圧高いだけですぅ。元々なの!!」
惚れた女と寝ててドキドキしねぇわけねぇだろうが!!
凛「ねぇ。」
銀「あ?」
凛「太ももに硬いの当たってんだけど。」
銀「……気にすんな…寝ればおさまる…てかおさめる。」
凛はふっと笑った。
凛「…銀さん…いい匂いする…甘い…銀さんの……匂い……」
そう言って凛はスゥと眠りに入った。
銀「…凛もいい匂いするぜ。」
しばらくは息子がビンビンなのを抑えるべく悶々とはしていたが…
その内凛の頭に顔を寄せて、俺も眠りについた。