第9章 甘い香りはキケンな媚薬(銀時side)
銀「指だけでイッたか…ナカがうねってるぜ。」
凛はハァハァと息を乱しながら潤んだ瞳で俺を見つめた。
凛「そういう事…言わないで…恥ずかしいから…。」
イッて薬の効果が切れたのか、少しスッキリした顔をしている。
俺は指を引き抜きティッシュで拭いてから凛のはだけた着物を整えた。
凛「…え?」
銀「ん?」
凛「挿れるんじゃないの…?」
銀「…挿れて欲しいわけ?」
凛「いや、ま、そういうわけじゃないけど…」
まあ確かに、ここまでやっといて最後までしないのは不思議だろう。
銀「今回はお前に使われた薬から楽にしてやるためにしたんだ。…大切な奴だから、望まれない限り無理矢理挿れたりしねえよ。」
正直な所、ヤッちまいたいのは山々だがな。
凛「…ありがとう…そこまで優しくしてくれて…。」
銀「でもよ、銀さんもやっぱ男だから収まりがつかないっちゃつかないわけ。だから一個だけ言うこと聞いて?」
凛「…何?」
銀「今日だけ添い寝して♪」
我慢したんだ。
好きあってるわけじゃねぇけど、このくらい許されるだろ?