第2章 黒蝶(銀時side)
凛「連絡寄越せ?勝手に置いてって、勝手に行方くらましたのはあんた達でしょ!!」
銀「探した。でも、てめぇはいなかった…。」
凛「探したって、どこをよ!!」
銀「お前の村を、俺らは…!」
凛「近くにいたのに!!気付いてくれなかった!!辛かったけど…今まで…今まで必死に生きてきたのよ!!」
たまらなくなったのか、凛は泣きそうな顔をして万事屋を出ていった。
神「凛ちゃん!待つアル!!」
神楽が凛の後を追いかけていった。
俺はひどい頭痛に見舞われながら、凛の言葉を思い返していた。
近くにいた…だと?
新「銀さん、何があったんですか。教えてください。」
新八は冷静だった。
まさか、この俺が取り乱すなんてな…
銀「ああ…」
俺は凛との過去の説明を始めた。