第4章 【4th time】雪の欠片(及川徹)
━━━━これが私たちの出会いだった。
「…あ!そうだ!徹!今日はなんの日か覚えてる?」
「俺と真帆が初めて出会った日でしょ?」
『そうそう!その日も雪が降っててさ。私あの時はもう恋なんてしないって思ってたのに』
「でも、出来たじゃん。」
なんでだろうねと笑う私を見ながら
「俺はさ、真帆と出会えて良かったとおもってるよ。」
『私もそう思ってる。これからもその先も2人で居られたらいいのにね。』
「居られたらいいじゃなくて、いるんでしょ!」
これからも、この幸せが続きますように。
雪。白くて冷たいけれど一つ一つ違う素敵な形をしているとても綺麗な雪。