銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね
第15章 SとドSは別物です
「偽豚、俺の心を傷付けた傷害罪で逮捕する」
「えっ」
どの面下げて言ってんの!?
どこが傷ついてんの!?
その黒い笑みのどこに傷心さがあるわけ!?
「ちょっとちょっと!沖田隊長!無理ですからそんなの」
「黙ってろィ、山崎ィ。こいつは俺の心どころか何人もの心を傷付けた。これは大きな罪だ」
「何カッコつけてんですかっ!!無茶したらまた副長に怒られますよ!!」
目の前で繰り広げられるテンポいいコントにやや感動
感動している場合じゃない!
私逮捕されるの!?
ぎゅっと楽しみにしていたとんかつの袋を両手で握り締め、二人の様子をうかがう
「何持ってんでィ。まさかサリンじゃねェだろな」
「え…」
サリン!?これが??
どっからその発想出て来るの!?
「サリンッ!?ちょっそれ」
その言葉を信じたのか、アホな山崎さん
「ち、違います!これはとんかつです!!」
「偽豚がとんかつ…共食いかィ」
次から次へと…このクソガキ
先程までの恐怖はどこかへと吹き飛び、一回り以上年下の相手に少しずつ怒りが込み上げてきた
だがしかし!
ここをなんとか穏便に済ませ、事を終わらせるのが先決
自分は大人
私は大人
そう心の中で呪文のごとく唱えて落ち着かせる
「ふうぅ〜」
目を閉じ大きく長く息を吐き出す
「なんでィ。観念したか、この偽豚。乗れ」
目を開くとそばに止めてあったパトカーに向け背中を強く押された
「えっ…な、」
「誰が喋っていいっつったんでィ。おい、山崎ィ。こいつに猿轡つけとけィ」
「待ってくださいよ、隊長!見廻り兼ねての人探し指示はどうするんですか!!」
「だから、こいつでィ」
「「え」」
銀さんは『S』
沖田総悟
このクソガキは
『ドS』