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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第14章 本物のSは人の心を読むのが上手で床上手


「っ!女将さん!でも私のせいで」

「気にしなさんな。あんただって巻き込まれた口だろう?ちょうどネズミが穴開けてボロボロだった壁さ。いい加減きれいにしなきゃいけないと思ってたとこだったんだよ」

「女将さん…」


女将さんの優しさは半端ない
いつもいつも絶妙だ
絶妙なお団子の甘さ美味しさ
絶妙な手の差し伸べ方


でも女将さんってどこからそのお金出てくるの?
私達のお給料と店の売上が比例しない
以前から疑問に思っていた
私の知らない商いのカラクリでもあるのだろう
商店街で一度も売れてるところを見たことがない布団屋さんみたいなカラクリが


「そんな顔すんじゃないよ。前から直そうとしてたのは本当だからね。知り合いに格安で紹介してもらう手筈になってるし、明日にでも来てもらうよ」

「そうなんですか!本当にちょうど良かったじゃないですか、ね?華子さん」

「うん。じゃあ女将さん、お言葉に甘えて…ありがとうございます」

「私の店だからね、華子ちゃんがお礼言うことじゃないよ」


微笑みながらそう言ってまた調理場へと戻っていった


「さっすが女将さんですね〜!いつでも絶妙!業者の手配は女将さんがしてくれるみたいですし、今日はそろそろ時間なので上がりましょっか?華子さん」

「うん、そうだね」


格安でお願いできるところがあるなら一安心だ
きっと女将さんの人の良さから紹介先は悪い所ではないだろう
ほっと安心した

表の暖簾をおろし、閉店の後片付けを済ませた私達は裏手に回って帰宅準備をしていた








そして私はある嫌な予感を感じた





『格安』のフレーズに
この世界でお得に依頼できるといったら…





まさか!!??





「お、女将さんっ!明日の業者さんって」

「あぁ、もう連絡しておいたよ。明日お客の少ない午前中に来てくれるそうだよ」

「っ!?業者さんってどこの」

「歌舞伎町のなんでも屋って言ってたね、どうかしたかい?」

「なんでも屋…あのっ!やっぱり専門の業者さんにお願いしたほうが良くないですか!?格安って言っても、ほら、お金のかかることですし」

「それなら大丈夫だよ。外装内装の実績があって評判もそこそこだからね。仲介してくれたのが信頼できる人だから安心さ」


折れることのないフラグに焦る私

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