銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね
第10章 次章から章名でなんとなく伝わるようにするからごめんね
せっかく抱きしめられていた状況から解放され
安堵するはずが
先程より身を固くしてしまうことになっていた
「お前…」
彼が口を開き話しだした
でもその口が私には見えない
この距離で話しかけられても彼の目しか見えない
どれぐらい近いか何センチかはわからない
ただ言えることは
彼の口元が見えないぐらい
ものすごく近い距離に彼と私の顔が接近しているということ
彼の目に私がうつっていること
死んだ魚の目ではないということ
あとほんの少しで唇が触れ合ってしまいそうだということ
彼が話す吐息が私の唇に届くほどだということ
「お前…
誰だ…」
彼の目が緋色であること
彼の目が【怒】を含んでいること