あの子と入れ替わっちゃって黒バスの世界に来ちゃったっ!
第10章 第九章
貴女side
目を開けると真っ白な世界が広がっていた。周りには何もなくただ白い世界。
もう一人「貴女が…」
貴女「え…」
そこにいたのは私と同じ顔同じ声をしたもう一人の私がいた。
貴女/もう一人「「やっとこうして…触れ合うことが出来た…」」
とお互いの手を握る。
貴女「私達…入れ替わるんだよね。」
もう一人「うん。でも上手くやってけるかな…」
貴女「大丈夫大丈夫ケンがいるから…」
もう一人「うん。こっちも大丈夫だよ。征君達が助けてくれる。」
貴女「うん。ありがと…」
時間が過ぎていく…
こうして貴女と話せるのも今回で最後だね。
貴女「そろそろ行かないとみんな心配しちゃう」
もう一人「そうだね。」
私達はもう一度手を握り合いコツンとおでことおでこをくっつけた。
貴女「ケンをよろしくね。」
もう一人「うん。征君達をよろしく、」
と言うともう一人の私の記憶が入ってきた。
征君と出会った記憶
みんなで遊んだ記憶
沢山…
きっと貴女も私の記憶が入ってきているんでしょう?
貴女/もう一人「「沢山入ってくる…貴女の記憶が…」」
…もう行かないと。
きっと征君が痺れを切らして待ってる。
貴女「今度こそ行かないとね。」
もう一人「うん…」
と私達は言う。
貴女/もう一人「「…さよなら」」
私達はまた光に包まれた。