第7章 久しぶりに見た…
私がダンクシュートを決めたその瞬間試合終了のブザーが鳴り、誠凛が勝利した。
真琴「よっしゃっ‼勝ったぁ‼」
誠凛メンバーも皆喜んでいる。
あのキセキの世代の黄瀬涼太に勝ったのだ。
日向「嬉しい通り越して信じられねー。」
火神「うぉっ…しゃあぁあー‼」
バシッ
真琴「ぅぐっ」
火神「大野、すげぇな!さいこーだったぜ!」
火神に思いっきり背中を叩かれた。
すごい痛いんだけど…。
男だったら良いかもしれないけど、私女だからね⁉
もうちょっと手加減を…って私今男だった…危ない危ない。
真琴「いったいなぁ…。
まぁ、ありがと…。」
黄瀬「負け…たんスか?」
声がして、黄瀬君の方を見れば彼が泣いている。
黄瀬「あれ?あれ?」
必死に涙を拭う黄瀬君。
私達はそれを黙って見ていた…。
黄瀬君…。