第4章 俺もキセキを倒します!
私が自己紹介をした後はすぐに練習が始まった。
練習メニューは、本当に女子高生が考えてるのかっていうくらいすごく本格的で、ハード。
私にも容赦はないようで(まぁ当たり前なんだけど)、他の男子部員と同じことをさせられている。
さすがの私でも疲れた…。
私は体力アップが課題かなぁ。
男子に負けられないもん。
あ、そういえば
真琴「ねぇ、俺が来る前は何してたの?」
疑問に思ってたことを、近くにいた同学年の人に尋ねた。
「え?
あぁ、一人一人シャツ脱がされて、カントクが身体能力チェック…みたいな?
あの人、家がスポーツジムらしくて、見ただけでそういうのわかるらしいんだよ。」
真琴「へぇ、そうなんだ…。」
なるほど。
私が居るとマズいことになるって、そういうことね。
っていうか、見ただけで身体能力わかるってすごいな!
だから私が男じゃないってバレたんだ…。